タイトルだけ見ると「こいつドMかよ」ってなりますが、ドMなのは正解。
…いや、そういう話じゃなくて、以前からバーベルやトレーニングベンチを購入して6畳の狭い部屋でも筋トレ出来るようにしてるんですよ。
それで、今回は安全にウェイトトレーニング(特にベンチプレス)をするために、ファイティングロードの「セーフティーガードTRUST」という補助器具を購入したわけです。
このブログを読んでる皆にも安全に筋トレしてほしいから、買ったセーフティーガードTRUSTを紹介します。
セーフティーガードTRUSTはこんな器具
ベンチの両サイドに設置してある赤い鉄骨みたいなのが「セーフティーガードTRUST」です。
「セーフティーガードTRUST」はファイティングロードの製品名ですが、一般的には「セーフティーバー」や「セーフティーラック」などと呼ばれています。
安全にベンチプレスやバーベルスクワット等をするための補助器具です。
これを買うまでバーベルは自身の腹や太ももで保持しており、ベンチプレスの開始~終了までのプロセスで何度か「危なっ!」ってなっていました。
しかもそれは20kg程度の低重量のときの話で、今後さらにバーベル重量が増すと安全器具ナシではまず無理。危険。そういったことから「安全にトレーニングしたい」と思って購入。
体を鍛える筋トレでケガして何ヶ月も不自由な生活を送るなんてなったら本末転倒ですからね。
…なんか少し前に話題になった「東京アラート」みたいな色や形をしてますね。
あれはコロナ云々ではなく、ウルトラマンやゴジラが東京でベンチプレスする時に使うセーフティーラックなんです実は。昼寝してたら夢に出てきた小池百合子さんが言ってたので間違いありません。
なぜセーフティーラックが必要なのか
安全にベンチプレスをするために必要
「ベンチプレス」は、ベンチに仰向けになった状態で何十キロもの重たいバーベルを上げ下げするわけですから、途中で潰れたら(=力尽きたら)バーベルは自身の胸や首に落ちてきて非常に危険です。
胸や腹に落ちれば痛いとか苦しい程度で済みますが、万が一バーベルシャフトが首の方に転がったら首が絞まるので命に関わります。本当にシャレになりません。
そういった事故をなくすための”セーフティー”なバーってわけです。
最後の1回をひねり出し、より価値のあるトレーニングにするために
セーフティーバーによって「安全」を確保することで、心置きなくベンチプレスを行うことが出来ます。
すなわち、「もう無理!!これ以上あがらん!!」っってなる回数をこなすことができます。
高負荷にせよ低負荷にせよ、筋トレで最も効果があるのは「最後の1回を絞り出す」ことです。筋肉が震えて、軽いものすら持てなくなるぐらいまで追い込むことです。
その1回をひねり出した直後に力尽き、「だぁぁぁぁッ!!」って雄叫び上げ、しばらく放心状態になる…。それくらい自身を追い込むことで絶大なトレーニング効果もたらします。
しかし、ベンチプレスでは体勢が体勢なので、セーフティーラックがないと安全を考慮して”腹八分目”なトレーニングとなってしまいます。
腹八分目なトレーニングがダメとは言いませんが、せっかくやるのだからシッカリ追い込んで効率的なトレーニングをしていきたいものです。
そういったことから要約すると
- 「安全」を確保して
- 「最後の1回」をひねり出せるようにして
- 「より効果的なトレーニング」を実現する
ためにセーフティーバーが必要となるのです(筋肉3段論法)。
「安全」があるから「幸せ」があるのです(筋肉哲学)。
だからセーフティーラックは買おう(筋肉商法)。
耐荷重は200kg
「セーフティガードTRUST」はご覧のように、建物で使われる「鉄骨」を彷彿させる頑丈なフレームと高さが調整可能な太いムク棒で出来ており、耐荷重は200kgと非常に高い。
『耐荷重200kg』をどう思うかは筋肉次第ですが、「個人が自宅でベンチプレス」という条件なら十分すぎる耐荷重だと思っています。
むしろ200kg以上が主戦場である筋トレガチ勢(ウェイトリフティングガチ勢)は自宅よりもインフラの整ったジムでやらないと危ないです。セーフティーバーより先に家の床が抜けます。
フレームは太さ5センチと極太で、高重量なバーベルもしっかり支えてくれます。
その反面セーフティー1つの重量は15kgとなかなか重たいので、移動させる時が少し大変かもしれません。
逆にその重量を利用してダンベルカールならぬセーフティーバーカールとかできそうですね。やってみたらスネ打って悶絶したけど。
バーの高さは調節可能
バーベルシャフトをささえるバーの高さは可変式となっており、通常のベンチプレスはもちろん、シートを起こした「インクラインベンチプレス」やバーベルスクワットなどもできます。
また、このバー部分を握って「ディップス」という自重トレーニングも出来ます。
バーそのものは頑丈なムク棒なので耐久性は問題なく、またバーの両サイドにはピンが通せるので、トレーニング中に外れないので安心。
ただし、実際にトレーニングしてみると結構ガッシャンガッシャン音がするので、タオルとか巻いてやると近所迷惑になりません。
直径35cm以上のプレートを使うときは注意
5kg程度の直径が短いプレートを使う分には問題ありません。
…が、後にIROTECの20kgのプレートを購入して使おうとしたところ、セーフティーガードTRUSTのフレーム両サイド幅がプレートより狭いため、ラックに乗せた状態でプレートを通すにはシャフトをかなり持ち上げなければなりませんでした。
片手で20kgを持つのも大変ですが、それを更にリフトアップするわけですから装着に苦戦します。
そのため、先にプレートを取り付けてからセーフティガードTRUSTにシャフトを乗せるという方式を選んでいます。
両サイドのフレーム間の長さ(ボルトの部分で測定)を測ってみると35cmほどだったので、直径35cm以下のプレートを使う人向け。
35cm以上のプレートを使うって人はIROTECのセーフティーラックの方が楽かもしれません。
組み立ても筋トレ
セーフティーガードTRUSTは分解された状態で届くので、使用するためには組み立てが必要です。
今までこの手の家具とかを組み立ててきたので特に抵抗はありませんが、いかんせん1つ15kgという重たいセーフティーラックです。組み立てが筋トレです。
普段の筋トレで筋肉痛にならないのに、組み終わったら腕が筋肉痛ってどういうことなの…。
中身を取り出すとこんな具合に赤い鉄骨が何本も入っています。これを付属のボルトとレンチで組み上げていきます。
先述の通り、部品一つ一つが重たいので、筋トレだと思って組み上げましょう。
こちらは床と接する部分を組み立てている途中の写真です。
付属のレンチは2本あり、片側で固定してもう片側でボルトを締めるという動作を、フレームを支えながら行うという高度な組み立て作業です。
これは2人でやると楽ですが私は一人でやりました(筋肉が恋人)。
組み立ての途中で、片方のレンチはフレームに噛ませて動かないようにしておけば、もう片方で締め上げる時に楽だというのを知りました(筋肉技法)。
もっと早く知りたかった…(筋肉後悔)。
ということでまずは片方のセーフティーガードTRUSTのフレームを組み上げました。疲れた。
写真ではボルトのヘッドが露出していますが、ここに付属のキャップをはめ込むことでもう少し見栄えがソフトになります。
あとはここにバーを通してピンで固定すれば片側は出来上がり。
1つ作るのも大変だけどこれを2つ用意しなくちゃいけないので組み立ても筋トレ(筋肉名言)と思って頑張って組み立てましょう。
まとめ
ということで、セーフティーガードTRUSTを追加することでより安全なベンチプレス環境ができあがりました。
上の写真はトレーニング時の状態。部屋の出入り口にドドンと器具が置いてありますが、使わない時は部屋の片隅に置けるので6畳間でも問題なくトレーニングが出来ることがわかりました。
なおバーベルシャフトはこの時はFIELDOORのWシャフトを使っていますが、「それベンチ用ちゃうやん…」ってツッコミが来そうです(Wシャフトは腕のトレーニング用ですからね)。
なので、後日実家にあったバーベルシャフト(ファイティングロード/180cm)および5kgのプレートを持ってきてMAX 50kgのベンチプレスが可能な状態になりました。
Wシャフトと違い、フラットシャフトなので握りやすいし、長いのでセーフティーガードとベンチの幅を広げてゆったりトレーニングが出来るようになってます(本来それが当たり前)。
バーベルシャフトは8年ぶりくらいに使いました。ところどころサビが浮いてたのでキレイに落として当時と同じパフォーマンスで使ってます。
その他、プレート(5kg)には同じファイティングロードのラバーリングを追加装備して、デザインや消音性をアップさせています。
また、プレートを固定するカラーはダンノ(DANNO)のクリップ式に交換。これで素早いプレートの着脱が可能になっています。
セーフティーガードTRUSTを追加することで安全面をクリアし、トレーニングに集中できる環境ができあがりました。