口臭対策で「歯間ブラシ」を試したら歯医者帰りの爽快感を得られた

G.U.M 歯間ブラシAC L字型 日用雑貨

日常生活において人との会話は避けて通れません。

そうなると不快にさせないための話し方に気をつかう必要がありますが、それ以前に「口臭」も心配になってきます。

時たまいるんですよね。生ゴミみたいな臭いやタバコくさい人とか…。そういう人と遭遇すると「こんな人と関わらないといけないの?!」となってゲンナリします。

そういった口臭がもたらす不快感、それは受けるだけでなく自分が周りの人に与えている可能性もあります。

ということで、本格的な口臭予防と口内の健康のために、前から気になっていた「歯間ブラシ」というものを試しに使ってみることにしました。

私は「歯」に関する専門知識は無いので「一個人の感想」として読んで下さい。歯間ブラシの使い方やデンタルケアについて詳しく知りたい人は、最寄りの歯科医に相談を推奨。

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「歯みがき」だけじゃ不十分

念のため補足すると、私はタバコは吸わないですし、食後は必ず歯磨きをしています。更にコンビニで売っているミンティアやOra2(オーラツー)のマウススプレーも使ってたりします。

…そこまでやっていれば「くっさ。喋んな息すんな」と怒られる事はないと思います。多分。

しかし、そういった清涼剤による対処法は口臭の根本的な解決とはならず、あくまで一時的なものです。本当に口臭を無くしたいならば、口臭の根本を絶つ必要があり、それにはちょっとした日々の積み重ねが必要です。

たとえば口臭の原因の一つに歯の間に詰まった歯垢(食べかす)が挙げられます。歯の表面なら普段の歯磨きで汚れを落とせますが、歯の間はブラシの毛が届きにくいため、どうしても歯垢が残ってしまうのです。

なので、日々の歯磨きに加えて、歯と歯の間に詰まった汚れもしっかり洗浄するというプラスαが必要となるわけです。そこで目をつけたのが「歯間ブラシ」なのでした

「歯間ブラシ」と「デンタルフロス」の違い

歯と歯の間を掃除するアイテムとしては、今回私が買ったような「歯間ブラシ」の他にもう一つ「デンタルフロス」と呼ばれるものがあります。

「デンタルフロス」とは繊維状の糸を歯の間に通して、前後にゆっくりスライドさせることで歯垢を絡め取って取り除くアイテムです。

今回デンタルフロスではなく歯間ブラシを購入した理由は、単純に「デンタルフロス」が使いにくそうだと思ったからです。

…ところが調べてみると、歯間ブラシとデンタルフロスとでは用途が違うみたいで、主に以下のような使い分けをします。

  • 歯間ブラシ:歯と歯肉の間にある歯垢を掃除する
  • デンタルフロス:歯と歯の間にある歯垢を除去する

参考記事 デンタルフロス/歯間ブラシの使い方|お役立ち情報|サンスター

そのため、より効果的な歯間の洗浄をしたい場合は、歯間ブラシとデンタルフロスを併用すると良いとのこと。デンタルフロスもいつか試してみようと思います。

なお、デンタルフロスも歯間ブラシも様々なタイプがあるので、歯医者で使い方や選び方を教えてもらうとより効果的に使用する事ができます。

歯間ブラシにも色んな種類がある

前述の通り、歯間ブラシにも様々なタイプがあります。まずはドラッグストアに立ち寄って、どういった歯間ブラシがあるのかをチェック。

陳列されていた歯間ブラシを一通り眺めてみると、おおよそ以下のように分けられていることがわかりました。

  • ブラシの細さの違い
  • ブラシの形状の違い
  • ブラシの材質の違い

自分の歯の事情と相談して選択していきます。

ブラシの細さ

まずブラシの細さについてですが、よっぽど歯と歯の間がスカスカでない限り、初めてなら「極細」を選んでおくことをオススメします。

私は一番細いタイプを選択しましたが、それでも歯によっては通りにくい場所がありました。

ブラシの形状

次にブラシの形状ですが、先端がカクンと曲がっている「L」字型や「I」字型のものがありました。

実際に使ってみるとL字の方が口に入れやすいことがわかりました。特に奥歯を掃除するときは形状が大きく影響します。

実際に歯みがきでも奥歯は磨き残しが発生しやすい場所ですからね。

ブラシの材質

最後のブラシの材質は、ブラシの毛の形状や軸(ワイヤー)の材質です。

特に軸の材質は耐久性とか歯茎へのダメージに影響する部分です。歯間ブラシを使って痛みを伴う出血が続く場合は、やわらかいゴム製の軸を選んでください。

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SUNSTARの「歯間ブラシAC L字型」を試してみた

G.U.M 歯間ブラシAC L字型

以上のことから、今回は歯ブラシやマウスウォッシュでおなじみのサンスター G.U.M 歯間ブラシAC L字型を選んでみました。ドラッグストアで408円で購入。

この歯間ブラシは先述の3つの違いで言うと、

  • サイズがSSS(~0.8mmφ)という超極細タイプ
  • 先端が90度折れ曲がったL字型
  • 毛先は歯垢を取りやすい三角毛で、軸は耐久性のあるステンレス製品

というタイプ。ひとまず今回はこれを使ってみることにしました。

G.U.M 歯間ブラシAC L字型 裏面

使い方や製品の特徴はパッケージの裏側に書いてあります。パッケージより主な特徴として、

  • ブラシの毛が三角形になっているので、歯垢を取り除きやすい。
  • ハンドルが六角形になっているので握りやすい
  • 高強度のステンレスワイヤーを使っているので曲がりにくく折れにくい

とのことです。歯間ブラシと一口に言えど各種メーカーが様々な特徴を持った製品を出しているので、自分にあった1つを選んでください。

G.U.M 歯間ブラシAC L字型 裏面2

パッケージの裏面には注意書きや歯間ブラシの細さの一覧が記載されています。

先述の通り、歯間ブラシ初心者なので、最も細いSSSサイズ(~0.8)を選びました。しかし、一番細いSSSサイズでも場所によっては歯間ブラシを通しにくかったです。

なお歯間ブラシを選ぶ基準は、歯や歯茎の事情によって異なるので、気になる方は歯科医に行って歯垢を取ってもらうついでに相談してみることをオススメします。

G.U.M 歯間ブラシAC L字型 中身

パカッとケースを開けてみると中に歯間ブラシがお行儀よく並んでいました。その数10本(写真では1つ使ったので9本になってます)。

だいたい歯間ブラシ1本あたりの寿命は1~2週間とのことですが、使っているうちに明らかにワイヤーがフニャフニャしてきたり、ブラシの毛がハゲてきたら交換しましょう。

なお、ブラシ部分を保護するためのヘッドカバーが1つ付属するので、現在使用中のブラシに装着すると毛先が長持ちします。

G.U.M 歯間ブラシAC L字型 ブラシ本体

歯間ブラシはこのような形になっています。なんだか歯医者さんとかで見かけそうな形状ですよね。

先述の通り、グリップ部分が六角形になっていて、更によく見ると縦にラインが入っているので握りやすく滑りにくい。奥歯を掃除するときに重宝します。

また、グリップの直径を図ってみたところ6.5mmほどで、鉛筆と同じくらいの太さでした。

G.U.M 歯間ブラシAC L字型 ブラシの先端

ブラシ部分はこのようになっています。なんだかグラスを洗浄する時に使うブラシみたいですよね。

軸となるワイヤー部分はステンレス製で毛はナイロン製。この毛1本1本の断面は円形ではなく三角形になっており、円形のものと比較すると125%も歯垢除去効果がアップしているそうです(円形が100%の場合)。

さらに毛の部分には抗菌コートフィラメント(抗菌剤:クロルヘキシジン)が施されているので、使用後も清潔に保てて衛生的。

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歯間ブラシを使ってみた結果

それでは実際に歯間ブラシ使ってみてわかったこと、感じたことについて述べようと思います。

汚すぎてドン引きした…

まず最も印象的だったのが、1つの歯間を掃除したあとのブラシがめちゃくちゃ汚くてドン引きしたという点。

そりゃそうだ。毎日歯磨きしているとは言え、狭い歯の間は歯ブラシが届かず、歯医者に行く時以外ほとんど放置状態なのだから。

つまり歯間の汚れはかなりの期間放置していたわけで、掃除する歯間からは例外なく歯垢が検出されてブラシがあっという間に汚れました。もう汚すぎてショック。

どれくらい汚いか写真を撮影しようかなと思ったけど、あまりに汚かったのでやめときます。それだけ歯の間には汚れが詰まっているということを痛感しました。ショック。

歯茎から出血した

また、歯間ブラシで磨いていると歯茎から出血して、汚れだけでなく血でブラシを赤く染めてしまいました。こちらもほぼ全ての歯間で発生。

最初は力入れすぎたかなと思って弱めにやっていましたが、それでも改善されず気になったので調べてみたところ、以下のような記載がありましたので引用します。

歯茎から血が出る原因の90%以上は歯周病です。日本人の成人の80%は歯周病を発症していると予想されていて、多くの人が歯周病の初期状態に当たる歯肉炎になっています。

歯磨きを怠ると、汚れが歯と歯茎の間に溜まり、細菌が歯茎に進入してこないように、白血球が集まります。白血球が集まり、赤く腫れると、歯ブラシで擦ったときに歯茎から血が出るのです。歯肉炎の症状として、主に3つ特徴があります。

via : 歯茎から血が出た!!出血が起こる8つの原因と4つの対処法 – 歯の教科書

ちなみに、歯ブラシや歯間ブラシで軽く刺激を与えることで、歯茎の血行が促進され歯茎が強くなるとのことなので、力を入れすぎない程度に正しい方法でブラッシングはした方がいいそうです。

上記のページではその正しい磨き方についても記載されているので読んでおきました。

なお、出血はしばらくすれば治まるとのことですが、治まらない場合はやり方が間違っているかもしれませんので、不安な場合は歯医者さんに相談してみるのが一番です。

出血したのは最初の方で何日か歯間ブラシを続けていると(よほど無茶なことをしない限り)出血しなくなりました。

歯垢が無くなってスッキリ爽快

まぁ…そりゃ…、自分でもドン引きするくらい溜まりに溜まった歯垢を撤去したのだからスッキリしないわけがありません。

今回は試験的にやってみたので完璧に歯垢を除去出来たというわけではありませんが、それでもゴッソリ歯垢が取れたので異物感がなくなりました。

例えるならば歯医者での治療を終えたあとの口内のようなスースー感。歯の間に詰まった汚れが無くなったので、歯の間に空気が通っていくような感じがします。

別の言い方するとそれだけオマエの口内は汚かったということです。おげぇぇぇぇ!!

口臭の原因となる歯垢が無くなったので、口臭予防にも期待できます。これは続けよう。

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まとめ 歯の表面だけでなく歯間の掃除もしよう

驚くほどに歯垢が取れてドン引きすると同時に爽快感を味わうことができました。今までよくここまで放置したものだと少しゾッとします。

歯と歯の間の汚れは口臭だけでなく、もっとも虫歯が発生しやすい原因(場所)でもあるので、放置してた人は歯間ブラシなりデンタルフロスなりでキレイにしておいて口臭予防と虫歯予防を心がけたいところ。

普段の歯磨きにプラスアルファするのでやや手間がかかりますが、その手間を掛けた分の恩恵は十分期待できるレベル。

全人類に強制したい!デンタルフロスで歯間の汚れを落としてみた。
歯の健康と口臭予防のために「デンタルフロス」を使ってみました。初心者でも手軽に扱えるホルダータイプのY字型を使いましたが、奥歯を磨いたあとのフロスのニオイに絶望しました。老若男女問わずフロス使って口臭の現実を知ってほしい。

↑珍しく有言実行。ホルダータイプ(Y字型)のデンタルフロスも試してみました。歯間ブラシと違い「糸」なので、歯と歯の間にスルスルと入っていき、歯間ブラシがカバー出来ない部分の汚れを落としてくれました。

そして何よりショックだったのが奥歯を掃除した後に…。

【口臭・歯周病予防】歯間ブラシ用のジェルがあったので試しに使ってみた
普段の歯磨きに加えて歯間ブラシも使うようになりましたが、システマの『薬用歯間用ジェル』というものを見つけたので使ってみました。歯周病予防や口臭予防効果が期待できそうです。

↑後に歯間ブラシ用の薬用ジェルを見つけたので歯間ブラシに使ってみました。

歯間ブラシの目的は歯と歯(歯茎)の間の歯垢を除去することにあり、口臭予防に加えて歯周病予防にもなります。

そこでこの歯間ブラシ用ジェルを使えば、殺菌成分や抗炎症成分によってより上質な口臭予防・歯周病予防効果に期待できるというものです。

↑今回購入した『G.U.M 歯間ブラシAC L字型 サイズSSS』。記事で紹介した写真とパッケージデザインが異なりますが、品番が一致しているので同一商品。

↑歯間ブラシにつけるジェル。含有成分のβ-GRが炎症物質の発生を抑え、CPCが歯周病菌を殺菌します。歯間ブラシ本体が「買い合わせ商品」で単品購入が不可なので合わせてカゴに入れておきましょう。

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